入門書『よくわかるScratch3.0ではじめるプログラミング』をやってみた
本の感想!
- 「子供に興味を持ってもらいたい」という親が、子供に買い与えるのに適している本だと感じました。
- 「Scratchやってみたい!」という気にさせるような構成だと感じました。
「興味を持ってもらうための本」と考えれば納得の構成! 今始めている人に対する説明ではなく、実際に触ったことが無い人に対して説明している印象。
- 各章にマンガっぽい導入部分(昔の進研ゼミの勧誘広告を思い出す感じ、、、)がある。
マンガ要素は、興味をかきたてるためには必要かもしれませんが、技術を説明するには向かない気がしました。
- マンガが「ビジュアルプログラミングとしてのわかりやすさ」を邪魔しているように感じました。
文字による説明が多く感じる。
- マンガ部分も「各単元で実施したいコトの背景」を説明するためのものであり、直接的に操作方法を説明するものではないので、操作方法の説明が目を引かない。
- 「操作画面を張り付けた説明」もふんだんに掲載されていますが、それでも無駄が多い気がします。
- ページを開いた時の印象が、「文字多いな~」と感じる事がある
- ビジュアルプログラミング(視覚的に直感的にわかりやすい)という特性が生かせていない気がする。
- 「先生(大学生のお姉さん)と生徒(小学高3年生)の掛け合い」が(30代のおじさんには)邪魔!
- 各章にマンガっぽい導入部分(昔の進研ゼミの勧誘広告を思い出す感じ、、、)がある。
当然、この本を片手に「Scratch」を始めても、基本的な技術は身につく構成になっています。
『よくわかるScratch3.0ではじめるプログラミング』の目次
目次 | テーマ |
---|---|
Chapter 1:スクラッチを使ってみよう | マンガ+LESSON1~LESSON4 |
Chapter 2:スプラウトを動かしてみよう | マンガ+LESSON1~LESSON5+チャレンジ問題 |
Chapter 3:見た目を変化させよう | マンガ+LESSON1~LESSON5+チャレンジ問題 |
Chapter 4:音を鳴らしてみよう | マンガ+LESSON1~LESSON4+チャレンジ問題 |
Chapter 5:ゲームを作ろう | マンガ+LESSON1~LESSON7+チャレンジ問題 |
良かった点
- 興味を持ってもらうための構成になっているように感じた
- 最初にサイトにアクセスするところから、スタートできる。
- 手を動かしながら、体験しながら進めることができる。
- 画面の貼り付けが大量なのでビジュアル的にわかりやすい。
- (ほぼ)すべての漢字にフリガナがふられている。
- さすがに、一年生だと字を目で追うことに一生懸命になってしまうため難しいきがする、、、
本書をおすすめする人
- パソコンの基本的な操作が出来る。
- クリックが分かる
- インターネットでScratchのHPへのアクセスができる
- 保存先フォルダ等のデータ(ファイル)の概念が分かる
- サンプルファイル(.zip)等のダウンロードができる
- フリガナがある文を読みながら理解できる。
※ 上記を周囲の大人が、適宜補ってあげれば、小さい子でも進められる気がしました。